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== マンガ ==

宇宙兄弟(1)(2)



小山 宙哉
モーニングKC
★★★★★

壮大な宇宙への夢とロマンに挑む若き兄弟のチャレンジストーリー

【あらすじ】
幼少時代に星空を眺めながら
宇宙飛行への約束を交わした兄弟がいた。
時は流れて2025年、弟は約束どおり宇宙飛行士となり、
月面の第1次長期滞在クルーの一員となっていた。
一方、普通の企業に就職した兄は
上司とのトラブルから会社をクビになり無職となった。
自暴自棄になった兄のもとに弟からの1通のメールが届き
諦めていた宇宙飛行士への道に兄六太はチャレンジをはじめる。

【読みどころとポイント】
同僚から貸していただき初トライ。
いい、スゴくいい!
デキル弟にプレッシャーかけられて
まわりから後押しさればがら
不器用に宇宙飛行士への道にトライしていく
カッコわるいけど心優しきアニキの奮闘ぶり。
あ~何だか今の自分が求めてたマンガかも。

子どもの頃、アニキの方が優秀だったのに
いつの間にか弟はトントン拍子に宇宙飛行士に。
アニキたるものという自信は
いつしか弟への劣等感に変わり
宇宙飛行士の弟を応援しながらも
どこかで自分を卑下する兄。

弟はどこかで不甲斐ないアニキに頑張って欲しいと思っている。
ポーカーフェースだが兄の成功を純粋に応援する弟の日々人。
不器用でカッコよくないけど心や優しき努力の人、兄の六太。
この二人のやりとりがいいんだな。

子どもの頃二人で描いた
宇宙飛行士への道を現実にした弟と
普通の仕事についたものの
上司とのトラブルで会社をおわれた兄。

子どもの頃の夢を実現出来る人ってほんのわずかなんじゃ…。
な~んて思ってる人たくさんいると思う。
とりあえず無難に大学行って、無難に就職して
どこか今の仕事にギモンを感じつつも
“やりがい”と“自分探し”の間を行ったり来たりしたりして。
兄の六太もそんなひとりだ。

一方の宇宙飛行士に抜擢された弟の日々人は夢を実現したのか?
答えはNOだ。
日々人の夢は“二人で”宇宙に行く事だから。
タイトルを“宇宙兄弟”とした意味はここにある。
二人の目標は月面着陸のずっと先「有人火星探査」だ。
弟に後押しされ、ついにJAXAの難関試験に挑む六太。
はたして二人の夢は成就するのか?
今夜だけはミステリをお休みして3巻に突入だ!
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┃ テーマ:ブックレビュー ━ ジャンル:小説・文学

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== ハードボイルド ==

ブラック・ハート

マイクル・コナリー
扶桑社ミステリー
★★★★★☆



心の闇に潜む内なる敵“ブラック・ハート”に挑むボッシュの苦闘

【あらすじ】
女性を次々に暴行しては殺す事件が続いた。
殺人者はすべての被害者の死に顔に化粧を施していくことから
“ドールメイカー(人形造り師)”事件と呼ばれた

この異常な連続殺人事件から4年。
当時ロス市警のハリー・ボッシュは
容疑者と思われる犯人が潜む現場に単身で踏み込み発砲。
死に至らしめてしまう。

容疑者と思われた男の妻は、夫は無実だとボッシュを告訴。
苦しくも裁判開始のその日の朝、警察に真犯人を名乗る男のメモが投入され
ドールメイカー事件と全く同じ手口の事件が発生。
はたして真犯人は別にいるのか?
ハリー・ボッシュが難事件に挑むハードボイルドシリーズ第3弾。

【読みどころとポイント】
物語はボッシュが犯人と思しき人物が潜む部屋に
単身踏み込む緊迫感あるシーンで幕を開ける。

ボッシュの制止の指示も聞かず
枕の下にある何かに手を伸ばそうとした容疑者に
やむを得ず発砲し射殺してしまうボッシュ。
しかし彼がとろうとしていたのは銃ではなく
枕の下のカツラだった。

上巻では、この射殺の違法性をめぐって
辣腕女性弁護士ハニー・チャンドラーとの
息詰まる攻防戦が法廷で繰り広げられる。
容赦ないチャンドラーの問い詰めに
苦戦を強いられるボッシュ。

この物語での最大の読みどころ
それはボッシュが法廷での攻防をめぐって
過去の自分と対峙し「正義とは?自分とは?」という
深遠なテーマに自ら迫っていくことにある。

ボッシュが11才の時に、母親が何者かに殺され
そのトラウマから容疑者を射殺したと問い詰めるチャンドラーに
冷静に反論しながらもどこかで暗い過去にひきづられるボッシュ。

そうこの物語はまぎれもなく“ハリー・ボッシュの物語”なのだ。

前作の事件を通して恋人になったシルヴィアとのやりとりも胸に迫る。
傷ついた過去を引きずった者どうしが
たがいに身を寄せ合うガラスのように壊れそうな関係は
物語を一層深く重いものにしている。

クライマックスで物語りは二転三転。
人の心に巣食う暗き闇“ブラック・ハート”に対峙するとき
ボッシュもまた暗い過去を背負った自分自身を自問自答する。

ハリー・ボッシュシリーズは魂を揺さぶる現代最高のハード・ボイルドだ。

┃ テーマ:ブックレビュー ━ ジャンル:小説・文学

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