== スポンサー広告 ==

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
┗ --:--:-- ━ Page top ━…‥・

== 国内ミステリ ==

犬神家の一族

横溝 正史
角川文庫
★★★★☆



憎しみが渦巻く一族の殺人劇。日本推理小説史上、不朽の名作!

【あらすじ】
昭和20年代のはじめ、
信州財界一の巨頭、犬神財閥の創始者犬神佐兵衛が死去した。
佐兵衛はかつて3人の妾を持ちそれぞれに娘が3人いた。
3人の娘、松子・竹子・梅子の関心は佐兵衛の莫大な遺産の相続権。
当然相続権を得るものと確信していた3人は、
弁護士が読み上げた遺言書に驚愕する。
「相続権を示す犬神家の家宝“斧(よき)・琴(こと)・菊(きく)”の三つを
一族の人間ではない野々宮珠世にすべて与える」というものだったからだ。
これを機に世にも恐ろしい連続殺人の幕が開けることになった。

【読みどころとポイント】
本書を今さら紹介するまでもないだろう。(します)
日本推理小説史上屈指の名作。作者はもちろん横溝正史。
久しぶりに本書を読み返して
この人は物語の雰囲気をつくるのが本当に上手だと思った。
日本の古い風習や因習を背景にしたドラマづくりはさすが横溝。
何度も映画化されているので作品の認知度は随一ですが
意外に細かい筋立てやトリックは
覚えていないという人も多いのではないでしょうか。
トリックそのものはそれほど難解ではないので
注意深い読者ならおよその見当はつくはず。
読みどころはむしろ、遺言をめぐる一族の葛藤と
遺産の斧・菊・琴の言葉にかけた「見立て殺人」の奇怪さ。
遺産争いが背景にあるだけに
登場人物すべてに犯人の可能性がある。
おどろおどろしい血の系譜に隠された真実は暗く陰惨。
作品の古めかしさが逆に強烈な個性を放ち
読者を世にもおぞましい殺人劇へと引きずり込む。
この圧倒的な世界観を持った作品を
一度は必ず読まれるべし。

スポンサーサイト

┃ テーマ:ブックレビュー ━ ジャンル:小説・文学

┗ Comment:0 ━ Trackback:0 ━ 00:15:08 ━ Page top ━…‥・

== Comment ==






        
 

== Trackback ==

http://bencolin.blog9.fc2.com/tb.php/10-c0e076ed
 
Prev « ┃ Top ┃ » Next
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。