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== 現代ミステリ ==

天使と悪魔

ダン・ブラウン
角川書店

★★★



ヴァチカンを舞台に繰り広げられるノンストップ知的エンターテインメント

【あらすじ】
スイスのセルン(欧州原子力開発機構)で、
反物質を発見した科学者のベトラ博士が他殺体となって発見された。
その胸には、「イルミナティ」という焼き印が押されていた。
ハーバード大学の宗教的象徴学教授ロバート・ラングドンは、
セルンのコーラー所長から調査を依頼され
ベトラ博士の娘ビットーリアとともに行動を開始するが
博士が開発した膨大な破壊力を持つ反物質が何者かによって持ち去られ
ヴァチカンのどこかで夜の十二時に大爆発を起こす事が明らかになる。
一方、コンクラーベの直前の4人の枢機卿が行方不明になり
テロリストから殺人予告の脅迫が舞い込んだ。

【読みどころとポイント】
以前にダヴィンチコードを映画で見て
その勢いで買ったまま積ん読状態だったのをやっと読了。
ヴァチカンを舞台に繰り広げられる
ノンストップのタイムリミットサスペンス。
今頃読んでるの?とあきれられそうなのだがまあ仕方無い。

んで感想。イマイチです。

コンクラーベの最中に次々と殺される枢機卿、
謎の暗号を手がかりに繰り広げられる暗殺者との息づまる攻防、
刻々と迫る爆破時刻。まさに屈指のエンターテインメント…。
っていう具合に表現できるのでしょうが
正直言ってどうも私の好みではない。

全体的に近年のハリウッド映画に見られる
アクション重視のジェットコースター的な面ばかりが目立ち
作品の根幹をなす宗教対科学の深淵なテーマが立ってこない。

別に蘊蓄を並べて難しく書いてくれとは言いたくないが
テーマに対して全体の物語のトーンや語り口が極めて軽く
ストーリーもお決まりで新鮮味に乏しいのだ。

暗号を手がかりに誘拐された枢機卿を探しまわるシーンが
繰り返され読者はヴァチカンをこれでもかと引きずり回され
頭から結末までドタバタのチェイスが展開。
歴史や文化的な背景はよく書き込んでいるのだけれど
設定ばかりが先行してどうにもつくりものっぽい感じは否めない。

いろいろと課題ばかり書いてしまったが
本作はご存知の通りもちろん映画化されており
ローマ、ヴァチカンの観光名所がさまざまな場面で登場するので
きっと映画で見た方がずっと楽しめるのではないかと思う。
今度DVDを借りてみよう。
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┃ テーマ:ブックレビュー ━ ジャンル:小説・文学

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== Comment ==

今話題のCERN
1. 9月23日、CERNなどの国際研究チームが、「加速器で加速したニュートリノの速度が光速を0.0025%上回ったことを観測した」と発表しました。
この記事は http://blog.livedoor.jp/dick21/archives/52033171.html で触れています。
2. 2011年12月11日、CERNが「ヒッグス粒子発見か?」と発表して、「ついにここまできたか」と衝撃を与えた
この記事は
http://blog.livedoor.jp/dick21/archives/52047850.html で触れています。
このように、話題が多くていまでも楽しいCERNです。
反物質はポール・ディラックが予想し、1932年に別の科学者により発見されました。この小説は、それを大量に長時間、反応させずに蓄えておくところがミソなんですね。
ディックさんへ
まだまだ解明されないことや
新しい発見が出てくる。まさに驚きです。
私はあまりSF小説は読まないのですが
小説の中で描かれた科学技術と実際の科学の進展を比較しながら読むのもまた楽しいんでしょうね。





        
 

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