== スポンサー広告 ==

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
┗ --:--:-- ━ Page top ━…‥・

== ハードボイルド ==

雨のやまない夜

サム・リーヴズ
ハヤカワ文庫(絶版)

★★★☆




哀しみと孤独に満ちた男の姿をクールに描き出すハードボイルド


【あらすじ】
シカゴでタクシー運転手を営むクーパー・マクリーシュは
このところ恋人のダイアナについて不安を抱えていた。
数日前にダイアナの昔の知り合いと名乗る男が現れてから
彼女の様子がどうもおかしいのだ。
ダイアナの過去を探りはじめたクーパーはやがて
ある恐喝事件の渦中へと巻き込まれていく。
「長く冷たい秋」に続くシリーズ第二弾。

【読みどころとポイント】
1994年に発表されたシリーズ4巻のうちの2冊目。
シカゴという荒っぽい街でタクシー運転手を営む
内向的だがタフな主人公クーパーを軸に展開するストーリー。

大都会でひっそりとタクシーを運転するこのクーパーにも
思いをよせるダイアナという恋人がいる。
本書ではその彼女がある事件に巻き込まれ
やがてクーパーも彼女を助けるべく事件の渦中にはまっていく。

荒れた街でも自身の信条を貫く孤独なタクシー運転手の姿は
感傷的な物語の演出とあいまってハードボイルドの雰囲気たっぷり。
クーパーの背中から漂う静かな哀感がたまらなくクールで
今回も読了後にやっぱりイイねと深くうなずいてしまった。

最近のネオハードボイルドでは主人公に頼りになる相棒がいたりするが
このクーパーには仲間と呼べる者は誰一人いないのである。
すべての危機を一人で乗り越えていかなければならず
それがまたハードボイルドな雰囲気に一役買っている。
また、今回は犯罪者側の用心棒をつとめるウェスなる男が
冷徹な殺し役として登場し全体の緊張感を高めている。

卑しいシ街シカゴの夜にタクシーを駆る
哀しみと孤独に満ちた男の姿をクールに描き出したハードボイルドの逸品を
機会があったら読んでみてください。
スポンサーサイト

┃ テーマ:ブックレビュー ━ ジャンル:小説・文学

┗ Comment:0 ━ Trackback:0 ━ 10:00:00 ━ Page top ━…‥・

== Comment ==






        
 

== Trackback ==

http://bencolin.blog9.fc2.com/tb.php/108-d55ac148
 
Prev « ┃ Top ┃ » Next
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。