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== 冒険小説 ==

眠れる犬

ディック・ロクティ
扶桑社ミステリー(絶版)
★★★☆



14歳の生意気娘セーラと中年探偵レオの絶妙コンビが活躍するロードミステリ!

【あらすじ】
女優の祖母とロスで2人暮らしをするセーラの愛犬が失踪した。
セーラは警察に届けるが相手にされず、代わりに中年私立探偵を紹介される。
後日セーラは、紹介されたレオ・ブラッドワースを訪ねるが
犬探しに気乗りしない彼は相棒のキャスパーに対応をたのんだ。
しかし、後日キャスパーが死体となって発見されてしまった。
かくして14歳の生意気娘セーラと、中年探偵レオの愛犬探しが始まったが
そこには恐るべき罠が待ち構えていた。86年ネロ・ウルフ賞受賞作。

【読みどころとポイント】
兎に角、探偵レオの相棒をつとめる14歳の超小生意気な娘
セレンディピティ・ダールクィスト(通称セーラ)の造形がダントツ。
怖いもの知らずの減らず口で、出会う全ての大人たちに痛烈な言葉を浴びせる。
これはまさに、少女版「ニール・ケアリ(『ストリート・キッズ』)」だ!

ストーリーの骨格をなす事件もなかなか複雑怪奇。
愛犬失踪の鍵をにぎる彼女の母親は、マフィアとおぼしき男とこれまた失踪中。
おまけに2人の行く手に次から次へと死体が現れて
レオが謎の男たちにメタメタにされたり
セーラが誘拐されたりと、読みどころはいっぱいなのだ。

拉致されてもなお軽口をたたくセーラの姿も堂々としたもの。
セーラとレオは、反目し合いながらもどこかお互いに信頼を寄せ合いながら
見事な?コンビネーションで真相解明の旅を続ける。
生意気ながらも感受性豊かな少女セーラと
それを大人の目線で見つめるレオのからみが何とも微笑ましいのである。

物語はレオとセーラの2人の視点で交互に進み
プロットもやや混みいっているため、少し読みづらい印象を受ける。
全体の贅肉をそぎ落としてスリムな物語にしたら
もっとスタイリッシュで軽快なロードミステリに仕上がっただろう。

エンディングは次にも期待を持たせるような終わり方で
調べてみたら案の定、続編も出ているらしい。
またこの2人の冒険に付き合えるのはこの上なく幸せだ。
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┃ テーマ:ブックレビュー ━ ジャンル:小説・文学

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