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== ノワール ==

俺たちの日

ジョージ・P・ペレケーノス
ハヤカワ文庫
★★★★★



ギリシア移民の男たちの生き様をエモーショナルに書ききった傑作

【あらすじ】
ギャングの仲間となって借金を取りたてる幼なじみのジョーとピート。
ある時ピートは情から取り立ての相手を見逃してしまう。
このことがもとで、ギャングの手下に脚をたたき折られてしまう。
それから三年後、ギャングから足を洗い
食堂の店員として働くピートのまえに、
ボスの右腕となったジョーが現われた。
またしても二人の運命が大きく動き出す。
ワシントン裏面史をつづるギリシア移民たちのサーガ第1弾。

【読みどころとポイント】
ピート・カラスを主軸にしつつも、三人称多視点で語られるストーリー。
前半では、幼少時代のピートとジョーの交情がじっくり語られ、
その後の二人の確執と葛藤に深みを与えている。
物語が進む中、様々なエピソードが織り込まれ、
そのひとつひとつが極めて質の高い人間ドラマとなっており、
物語の厚みを増している。
ピートとの友情とギャング団の掟の間で
矛盾を感じつつも運命を享受するジョーと、
あくまでも自分の生き方を貫くピート。
大きな流れが彼らをいやおうなく飲み込もうとする。
二人の思いが交錯し、
華々しい火花を散らすクライマックスは凄絶だ。
それまで運命に流されるように生きてきた男たちが、
自らの債務に決着をつける「俺たちの日」が訪れるのだ。
男たちの生き様を圧倒的な筆致で書き上げた
ギリシア移民のサーガ第1弾はたまらなくエモーショナル。
ひとたびページをめくれば、読者は彼らとともに、
その時代の空気を吸い、酒を酌み交わし、家族や恋人と語り合い、
笑い、悲しむことができる。
ぜひ、ぜひ、「俺たちの日」に立ち会って欲しい!
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┃ テーマ:ブックレビュー ━ ジャンル:小説・文学

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== Comment ==

No title
さて、こちらは未読なのですが、感想を読ませていただいて、読もうという意欲が湧いてきました。
いずれ近いうちに後を追いかけます。
ディックさん
ペレケーノスは何故か日本ではマイナーな作家なんですが、
熱狂的なファンが多いようです。
関連する登場人物が巻を分けてリレーのように登場する「一族の大河小説(サーガ)」なので、1冊読むと全部読むことになってしまいます(笑)





        
 

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