== スポンサー広告 ==

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
┗ --:--:-- ━ Page top ━…‥・

== マンガ ==

アタゴオル外伝 ギルドマ

MF文庫
ますむらひろし

★★★☆



植物に支配された世界に繰り広げられる不思議な闘いの物語

【あらすじ】
かつて大陸を支配したという知的な植物の女王が復活をとげた。
封印の扉が開かれたのだ。
女王ピレアは圧倒的な力で再び大地を植物で覆い尽くそうとする。
つぎつぎと植物にされる住人たち。
森を守ろうとする魔術猫ギルバルスを中心に
人間のタクマ、ぐーたら猫のヒデヨシといったおなじみの面々が
ピレアの制圧を阻止せんと果敢に立ち向かう。

【読みどころとポイント】
実は、ますむら作品を読むのが初めて。
昔「銀河鉄道の夜」のアニメ版で
彼がキャラクターデザインを手がけていて
一度読みたいと思っていたのだ。

植物に支配された世界というと
ブライアン・W・オールディスの「地球の長い午後」が有名だが、
こちらのアタゴオル外伝は、植物に女王という個性を持たせ
自由の奪還という闘いをストーリーに組み込み
現代的なテーマメッセージを持たせたところがミソ。

支配するものとされるもの。
時間に追われるように生きる人々。
管理された社会に安住し個を忘れた組織人たち。
各章の最後の一コマで描かれるメッセージには
現代社会への強烈な風刺がこめられている。

我々現代を生きる者は
天真爛漫に生きるヒデヨシを羨望し
純粋な心を持つタクマに共感を覚え
強烈なヒーロー像ギルバルスの登場を待ち望む。

女王ピアレの圧倒的な力の前に
次々と同化していく住人たち。

もちろん最後に悪は終焉を迎えるのだけれど
最終的に悪を葬ったのは「力」ではない。
小さくも力強く輝く「?」が
混沌とした世界を再び明々と照らしてくれるのだ。

果たしてどんな結末を迎えるのか。
深遠なメッセージがこめられたエンディングを
みなさんの目で確かめて欲しい。



スポンサーサイト

┃ テーマ:ブックレビュー ━ ジャンル:小説・文学

┗ Comment:0 ━ Trackback:0 ━ 09:37:35 ━ Page top ━…‥・

== Comment ==






        
 

== Trackback ==

http://bencolin.blog9.fc2.com/tb.php/21-91b4699f
 
Prev « ┃ Top ┃ » Next
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。