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== 国内ミステリ ==

外事警察

麻生 幾
日本放送出版協会
★★★★☆



対テロ活動を行う影の機関「外事警察」の活躍を描く迫真の諜報小説!

【あらすじ】
日本国内でテロリスト対策などにあたる影の機関「外事警察」。
すべてが隠密に進められ決して姿を公に晒すことはなく、
最高レベルの秘匿作業を行うプロフェッショナルたち。
そんな彼らの前に大規模なテロの予兆が忍び寄る。
果たして彼らは日本を未曾有のテロの驚異から救うことが出来るのか?
日本の危機管理を迫真のストーリーで描き出した諜報小説。

【読みどころとポイント】
NHK土曜ドラマで話題になったドラマの原作。
警視庁外事第三課作業班班長の住本警部補を中心とした
外事警察メンバーの活躍を描く書き下ろし諜報小説。

テレビでは住本役を渡部篤郎が強烈な個性で演じ
ダークで非情なキャラクター像が強烈な印象を残した。

人物造形のインパクトでは小説よりもテレビの方が勝っているが
小説の方は個性的な部下をまとめあげるリーダーの苦悩や
班長としてのプレッシャー、家庭との狭間でゆれる父親像などが描かれ
逆に感情移入をしやすく危険な場面での緊張感がぐっと高まっている。

これまでは日本を舞台とした国際テロ小説というと
何か現実離れしていて真実味に欠けるイメージがあったが
国内でも外国人がらみの事件が多発しアルカイダなどの話題が日常化する昨今
作者の対テロ危機管理システムの綿密な書き込みや
場所、視点、時間を次々と変えるスピーディな展開もあいまって
リアリティと緊迫感あふれる迫真の物語に仕上がった。

前半は姿無きテロリストたちとの追跡劇が淡々と展開。
住本たちとともに読者も散々あちこちを引き回される。
後半は爆破や誘拐などスリリングなシーンが連続。
テロ対策にからむ次期首相候補の策謀や警察上層部の不穏な介入、
情報提供者との心理戦や特殊部隊SATの決死の突入など
読みどころも数多く展開も飽きさせない。

住本以外のメンバーの書き込みがやや不十分なのが残念だが
テロリストとの情報戦をここまでリアリティをもって書ければ十分。
読み応えのある第一級のエンターテインメント小説と言えるだろう。
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┃ テーマ:ブックレビュー ━ ジャンル:小説・文学

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