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東京の副知事になってみたら

猪瀬 直樹
小学館101新書

★★★★

作家が都政での「格闘の記録」を通して語る“新しい東京論”。



【あらすじ】
2007年6月、作家の猪瀬直樹氏は
石原慎太郎東京都知事から特命を受け東京都副知事に就任する。
東京が抱える様々な課題解決への取り組みは霞ヶ関官僚との戦いに発展し、
就任からの3年間、猪瀬氏は石原都知事と共に
日本の首都東京の大改革に奔走する。
作家としての想像力を駆使した「行政現場」での格闘の記録。

【読みどころとポイント】
東京都庁は昔から伏魔殿と呼ばれてきた。
バブルの象徴のような建物と東京という巨大なシステムを動かす官僚たち。
彼らの数は実に15万人を超えているそうだ。

本書は作家の猪瀬直樹氏が“作家”だからできることを駆使して
東京都がすべきことを追求した生の記録である。
硬直する官僚システム。迷走する日本の国家運営。
氏の取り組みの根底にあるのは、
東京都政を通して“この国の居場所をつかむ”ことなのだ。

氏は日本を近代国家たらしめたのは優秀な官僚たちだったと評価しつつ
経済成長とともに彼らが肥大化し無責任な行政によって
日本の思考を停止させ続けていると語る。
硬直化した官僚システムの壁を打ち破るための戦いは
成熟国家「日本」の未来を模索する戦いでもあったのだ。

鉄道や道路、飛行場、水道などの都市インフラ部分についての取り組みは
氏の得意な分野であり、それらの記述を通して
東京ひいては日本のシステムそのものを再認識させられる。
具体的な数値データをもとにした客観的な分析と
課題解決に向けた想像力と実行力はやはり流石である。

帯ラベルに“行政の現場での格闘”といった見出しがあることから
その戦いぶりを克明に追った記録やドキュメントを想像しがちだが
どちらかといえば猪瀬氏の回想録的な内容となっており
エキサイティングな行政現場での格闘ぶりを期待する方には
やや物足りない構成と言えるだろう。

とは言え、太陽光発電や周産期医療、高齢者ケア施設など
今日的な都市の課題に関するエピソードなども記されており
スピーディに読める新書なので一読するのも良いと思う。
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┃ テーマ:ブックレビュー ━ ジャンル:小説・文学

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