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== 国内時代小説 ==

竜馬がゆく(前編)

司馬遼太郎
文春文庫
★★★★★☆




幕末の風雲児、坂本竜馬の生涯を鮮やかに描く傑作歴史小説!

【前半4巻のあらすじ】
幼少時代「寝小便ったれ」とからかわれた泣き虫の洟垂れ小僧「坂本竜馬」。
竜馬は嘉永六年、江戸の剣術修行に旅立ち千葉道場の門をたたく。
折しもこの年、浦賀沖にペリー率いる黒船が到来し江戸中は騒然とする。
勤王・攘夷熱が高騰し薩摩・長州が勢力を伸ばす中、
土佐藩では勤王党率いる武市半平太がクーデターを決起。
一方、武市のやり方に限界を感じた竜馬は脱藩を決意。
勝海舟との運命的出会いを経てついに軍艦を手に入れた竜馬は
新たな時代へと大きく舵をとっていく。

【読みどころとポイント】
年末から年始にかけて「竜馬がゆく」を読み直している。
幕末維新史上の奇跡と呼ばれた型破りの風雲児。
今さらここで延々と竜馬論を語るまでも無いのだが
何度読み直しても新鮮な感動があるのもまた事実。

司馬遼太郎は、幕末の社会背景と各藩の動向、
志士たちの葛藤と生き様をおりまぜながら
竜馬の飄々とした人物像と型破りの生き方を
鮮やかに見事なまでに描き出した。

「世に生を得るは、事をなすにあり」と語る竜馬は
自らそれを体現しながら徐々に周囲の人々に
我らが進むべき道とその生き方を知らしめていくのだ。

軍艦を手に入れ艦隊をつくり倒幕を果たし外国と戦う。
そんな奇想天外な竜馬の発想は
勝海舟という稀代の人物との出会いによって現実のものとなる。

物事をたえず俯瞰的な目線でとらえ世の情勢を分析し
江戸幕府ではなく“日本”を国という概念で見つめる竜馬の目は
すがすがしいまでに爽やかで、そして雄大なのである。

前半4巻では、武市率いる勤王の志士たちが奮迅空しく瓦解し
京都では薩摩との先陣争いで長州が没落する中
竜馬は軍艦を手に入れ徐々に周囲の人々を巻き込み
勝とともに新たな風を巻き起こさんとするまでが描かれる。

大海原をつき進む軍艦の甲板で自ら指揮をとり
日本の未来をひらかんとする竜馬の姿は
今の時代を生きる我々にも大きな力を与えてくれるだろう。
(後編へつづく)
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┃ テーマ:ブックレビュー ━ ジャンル:小説・文学

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== Comment ==

傑作ですね
バンゴランさん、こんにちは。

いわゆる“森シリーズ三部作”の最高傑作だと思います。
この作品で阿仁のマタギの世界にすっかり魅了されてしまいました。

「氷結の森」は更に舞台のスケールが大きくなりますね。こちらも面白い!
min-minさんへ
やっぱり素晴らしいですよね。
氷結の森はさらにスケールが大きいと?
読まなきゃならんですね。





        
 

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